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【初心者必見】副業の確定申告のやり方を徹底解説!5つのステップと9つの注意点で失敗しない申告方法とは

目次

  • 副業でも確定申告が必要なケースとは?
  • 確定申告の時期と事前に準備すべき書類一覧
  • 初心者でもできる!確定申告のやり方5ステップ
  • 副業所得の計算方法と正しい記帳のコツ
  • 控除や経費で損をしないためのチェックポイント
  • 副業が会社にバレないようにするための対策
  • 確定申告をもっとラクにする便利ツールの紹介
  • 副業初心者がやりがちな失敗とその防止策
  • まとめ 今後の副業と確定申告のポイント

副業でも確定申告が必要なケースとは?

副業で得た年間の所得(収入から経費を差し引いた金額)が20万円を超える場合、会社員であっても確定申告が必要になります。

また、所得が20万円以下であっても、医療費控除や住宅ローン控除などを受けたい場合には、確定申告を行う必要があります。

収入形態に関係なく、年間の収支を正確に把握することが重要です。

確定申告の時期と事前に準備すべき書類一覧

確定申告の提出期間は、毎年2月16日から3月15日までです。この期間内に申告を済ませる必要があります。期限を過ぎると延滞税や無申告加算税が課されることがあるので注意が必要です。

スムーズな申告のために、以下の書類を準備しておきましょう。

  • 副業の収入明細や請求書の控え
  • 経費の領収書、レシート、クレジットカード明細
  • マイナンバーカードまたは通知カードと本人確認書類
  • 銀行口座情報(還付金振込用)
  • 源泉徴収票(本業が会社員の場合)
  • 控除証明書(保険料、医療費、ふるさと納税など)
  • 取引先との契約書(必要に応じて)

初心者でもできる!確定申告のやり方5ステップ

ステップ1:副業の収入と支出を整理する

副業から得た収入を分類し、必要経費と合わせて整理しておきましょう。収支の記録はこまめにつけておくのがポイントです。

ステップ2:必要書類を準備する

先述の書類をすべてそろえましょう。レシートや領収書は月別やカテゴリ別にまとめておくと便利です。

ステップ3:確定申告書を作成する

国税庁の「確定申告書等作成コーナー」や会計ソフト(例:freee、マネーフォワード)を使って入力・作成します。

ステップ4:申告書を提出する

e-Tax(オンライン)、郵送、税務署への持参のいずれかの方法で提出します。e-Taxは還付も早く便利です。

ステップ5:納税または還付の確認をする

申告内容に基づいて納税または還付が発生します。支払いや振込の有無を必ず確認しましょう。

副業所得の計算方法と正しい記帳のコツ

副業所得は、「収入−経費」で計算されます。例えば月5万円の収入があり、必要経費が1万円の場合、所得は4万円です。

経費として計上できるものは、パソコン、書籍、交通費、通信費、業務に関係するサービス利用料などが挙げられます。ただし、プライベート用途と判断される支出は除外されるため注意が必要です。

青色申告を選択する場合、複式簿記での帳簿作成が求められます。初心者には会計ソフトの利用がおすすめです。

控除や経費で損をしないためのチェックポイント

申告の際に見落としがちな控除や経費のポイントを把握しておきましょう。

  • 青色申告特別控除(最大65万円)
  • 基礎控除(48万円)
  • 医療費控除、扶養控除、生命保険料控除など
  • 経費の対象になる支出:
    • 業務用パソコンや周辺機器
    • 書籍・資料代
    • 在宅勤務に使う自宅の家賃・光熱費の按分
    • セミナーや講座の受講料
    • 交通費、通信費、発送費用

領収書は必ず保管し、どの業務に関連しているか明記すると安心です。

副業が会社にバレないようにするための対策

副業が会社にバレる主な原因は「住民税」です。副業収入が本業の給与に上乗せされることで、経理担当者に気付かれる可能性があります。

これを防ぐためには、確定申告書第二表の「住民税に関する事項」で『自分で納付(普通徴収)』を選択しましょう。

また、SNSで副業内容を発信する場合も、身元が特定されないよう注意が必要です。

確定申告をもっとラクにする便利ツールの紹介

クラウド型会計ソフトを活用することで、確定申告の作業が大幅に簡略化されます。

おすすめの会計ソフト:

  • freee:直感的な操作が可能で、スマホアプリにも対応
  • マネーフォワード:自動連携や仕訳機能が豊富

主な機能:

  • レシートの自動読み取りと仕訳
  • 銀行口座やカードとの自動連携
  • 確定申告書類の自動作成
  • 青色申告の複式簿記に対応

日々の記帳を自動化すれば、申告期日の直前に慌てることもありません。

副業初心者がやりがちな失敗とその防止策

以下は副業初心者が確定申告でよくある失敗例と、それを避けるための方法です。

よくある失敗例

  • 書類の紛失や未準備
  • 経費の過剰申告・誤申告
  • 提出期限を過ぎてしまう
  • 住民税の設定ミス
  • 控除の記入漏れ

防止策

  • 毎月こまめに帳簿をつけておく
  • 会計ソフトを導入する
  • 税理士や税務署に早めに相談する
  • 提出期限をカレンダーなどで管理する

まとめ 今後の副業と確定申告のポイント

副業で得た収入を正確に把握し、必要な手続きと書類を整えて、期限内に確定申告を済ませることは、安定した副業継続のために非常に重要です。

この記事で紹介した5つのステップと9つの注意点をしっかり押さえておけば、初心者でも安心して申告に臨むことができます。

将来的に副業を拡大していくためにも、今のうちから正しい知識と習慣を身につけておきましょう。